【協会設立記念講演】患者さんから学んだこと
記念講演終了後、アンケートにお答えいただいた方の約76%(計70名のうち、53名)の方から
「患者さんの本音を聞くことができ、歯科医療の役割を考えさせられた」
「患者さんの声を聞くことが新鮮で貴重だった」
という感想をいただきました。
そして更に、
「禁煙指導や歯周病、糖尿病についても学びなおし、実践したい」
「自分の患者さんと、もっと話したくなった」
「患者さんに対して、そして歯科医療に対して、自分にももっとできることがあるんだと感じた」
「プラークや歯肉ばかりに注意を払うのではなく、コミュニケーションをとり、患者の生活や人生をみていくことが大切なのだと感じた」
など、歯科医療者としての意識を再確認したという感想をいただきました。
普段耳にする機会が少ない、患者さんの本音・・・
●治療において大切な事を、私たちが理解できるように教えてほしい
●口先だけで機嫌をとるのではなく、しっかりと指導してほしい
●この歳(80代)になっても歯が痛くなく何でも噛めることが幸せ
●禁煙は大変だけど、付き合ってくれて今は本当に感謝している
●口の中のことだけでなく、身体の調子や人生の出来事までも話すことができる関係が嬉しい
歯科医療関係者の皆さんは、どのように感じられますか?
患者さんそれぞれが考える、「こうだったらいいな」「こうであったら嬉しいな」
という条件や状態は、さまざまなようです。
患者さんの口腔を良くしていく。
そして、長くメンテナンスに通っていただくことが、患者さんの口腔の健康をより長く保つことに繋がる。
そのために、どのように患者さんに働きかけていくのか。
手段や方法は様々ありそうです。
患者さんの本音に耳を傾け、受け止める。
そこからヒントを得て、実践してみる。
それらが、成果に繋がる。
これを目指し、実現するための人材育成や、患者さん・歯科医療者への情報提供が協会としてのミッションのひとつだと感じました。